マイケルジャクソンに想う

米国2位のニュース雑誌「タイム」に載った「緊急マイケル特集」を見て

いろんな見方があるのですが、やはり新聞やメディアと違って、米国の雑誌の見解はなかなか納得させられる
記事を見た中で一番印象に残っていたのは
「マイケルはTVの申し子」
というフレーズ
TVという映像メディアの最高峰である一流映画監督のPVと、ダンスと、歌のメディアミックス。という前代未聞の手法で大ブレイクしたということ
そこにはやはり、TVという無料で芸術が放映される中で最高の迫力で視聴者を訴えた
歌×パフォーマンス(ダンス)×ストーリー映像PV の3つを兼ね備えたマイケルが「勝った」ということ
この裏には、10歳という子役で注目を浴びたり、ダンスやPVといった歌以外で注目を浴びたり、またはゴシップ的な話題を振りまいて注目を浴びたりと、今でこそ王道のアイドルプレゼンではあるのだが、その第一人者ということだろう
そして、その裏では、歌だけならマイケルに勝てる何万もの人が影に隠れ、負けて悔しい思いをした人も多いだろう

もちろん、小学生の頃から、歌とダンスで天才的な才能を発揮して、全米デビューした有名人が、10年?のキャリアを積んだ20歳頃。だったかな?適当だけど
TVの普及と、歌×ダンス も、歌×映画的PV もまだ無かった時代にいきなり、現在ですら超えたと確実に言えるものが存在しないくらいの高クオリティで全世界の度肝を抜いた
タイミングもあわせ、全てが神がかっていた

例えば、同じような例は・・・ Xjapanにも言えると思う
ビジュアル系+TVのバラエティにも「ヘビメタキャラ」として露出をしていくという、まさにTVにメタル音楽を持ち込んだ第一人者であった。
それまでは、黒人であったマイケルと同じように、やはりメジャーに属してないヘビメタの風貌と音楽というハードルをはじめて超えたものだけが手に入れることの出来る栄光というものを掴んだのだろう・・・

この普及とタイミングという意味では、YouTubeとかニコ動の爆発的普及でも個人で同じ事が起こったのは必然というべきか
どこもバックについてない人が・・・いわゆる「奇抜な事をして」 お面やかぶり物であったり、裸やコスプレであったり、一人何役であったり、オリジナルではなくてアキバ系の有名曲ばかりを演奏し続けたり、というより著作権的にやばかったり、JASRAC申請するにしろアレンジやカバーばかりやったり、路上ライブやったり・・・ どれもこれも、プロやメジャーには出来ない事である

メジャーだからこそ、商業だからこそ出来る事や出来ない事やしがらみが多い
TVのしがらみや権力は強く、NHKのような所が突破口を開く現状(YouTube公式チャンネルとか)は必然ですね
現在も、例えば大手メディアがNetでの展開が出来ない中、ベンチャーが著作権をはじめとする危険な道を突き進み、叩かれながらも大衆の支持を得て、そしてついには認められていく・・・
・・・そういう大きな流れを読み、そしてそれを自分に活かすことが大切

日本でいうと・・・
XjapanのYOSHIKIは、見えていたし、そこに全力投球したと言っていた。かんじ。
つんくも、同じような事を言っていた
小室哲哉はどーなのだろうな・・・なんか本人の意志で綿密に計算してって感じでない気がするし、そのあたりは残念だったなぁと

マイケルは、その道が見えていたのか、どうなのか・・・
必然にしろ偶然にしろ、人類史上最も成功したアーティスト(ギネス調べ)である

そこに学ぶものは多い
私も、演奏だけでいったら、私より確実に上手なピアノ弾きは日本に100万人。私より上手なバイオリン弾きは日本に10万人はいる
その全ての人達は、TAMを見たら叩きたくなる事は理解しているからこそ、叩いてもらっても結構と思っている
プロとか専門教育を受けたものが顔を隠して出ている人とはやはり技術がちがいますからね
にしても、もっとTAMを抜かす気持ちで頑張って欲しいし、メジャー所属は出来ないにしろTAMのようなセルフプロデュースをしてもっと芸術を一般の方々に届けることをしてほしいと思う
もっともっとYouTubeとかニコニコとかで頑張って、演奏でプロになりたいと思っているならプロらしくどん欲に、無我夢中で頑張るべきだと思うんですよね
プロ目指すならね^^
音楽普及?を仕事で担当したこともある自分から言わせてもらえば、そしてプロのアーティストも含めてもっと全体が盛り上がって欲しいと思う立場からすれば、もっともっとマイケルを目指すくらいのパワーが欲しいんですよね
そんな甘いもんじゃないと思うのですよ
演奏者に限らず、音楽全般もそう
アマチュアの人は好きにやればいいと思う^^
でも、音楽業界の中の人から言わせてもらえば、昔はほんとに厳しい世界だったと思うよ
大手と契約をする以外に道が一切無かった時代が、ほんの10年前まで続いていたから
唯一、「自分でインディーズレーベルを起ち上げた」若干20歳頃?のYOSHIKIは、TV番組にガンガン企画を持ち込み、新規の無名インディーズレーベルでは快挙となる成り上がりを実現させる
親から300万の借金をしてレコード会社を起ち上げたからには、もうなりふり構わなかったんだろうね・・・それくらいの泥臭さ
自演だとかいう話があるが、つんくの自伝でも「有線放送にメンバー全員でリクエストを一日中していた」
と書いてある。確か
正統派で上り詰められれば別にこんな事を考える必要はない
ただ、マイケルであっても、歌だけであそこまで頂点を極めることが出来たかといえば、否

5年前・・・

秋葉原で路上ライブだ!
メイドさんを3人侍らせて、チラシとCD頒布だ!
と、まだYouTubeも日本では有名ではなく、ニコニコが無かった時代
「リアル取材する個人ニュースBlogで日本一」の閲覧者を持つ某ブログと、自分がやりたいことが一致したこと

もちろんTAMも、パソゲーの曲を顔出しして人前で演奏して、それを映像をUPし、同時にCDで手焼きしてライブ頒布 というミックス手法を行ったのは日本で最初でした ・・・いや、最初ってことは無いけど、最初に成功した と思いたい
他にいれば取り消します^^;
・・・

当時を思い出した
通報もされたし、叩かれたし、顔写真や動画はUPされるし、個人情報もバレるし、警察や酔っぱらいやおばちゃんやテキヤとのいざこざもありました
特に同人ということで金銭が絡むので、そうなると途端にヒートアップするのは今も昔も変わらないものです
それくらい泥臭い事をやって
今現在は、好きな曲を好きなように演奏させ続けていただいております^^
もうこれ以上は望まずに~~もうあまり目立ったことはせずに、企画代表として集まってくださった方々と一緒にこの世界を楽しむ
・・・

今でこそ泥臭さは無いですが、マイケルの壮絶な人生と成り上がりを見ていたら、いろいろと思ってしまった

TAMというキャラは、そしてTAMUSICとして、また私の趣味活動全般として、そして私の身内や仕事でのプロの実名活動として
それぞれの役割の中で、マイケルという偉大な、人類史上最も成功したアーティストから得るものは大きかった
そして改めてその人生を見つめることで、新たに感じた事が多かった
そして、また良いバランスで様々な事を吸収し、私の人生の糧として行きたいですね^^


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